上着のポケットから、ソフトケースを取り出して。
そこから一本手にし、男性にしては繊細とも言えるその指で挟んで、それを口元に咥える。
常ならその仕草は三蔵のものであったが。
最近良く見かけるようになったその男の仕草に三蔵が思わず声を掛けた。

「おまえ、最近本数増えてんじゃねぇか」
「あ?そう?」

答えたのは口に咥えた煙草を器用に動かしつつ弄んでいた宋捜査員だ。

「何時からヘビースモーカーになった」

そんな事を言いつつ三蔵自身も煙草を口に咥えているのだから、他人の事を言えた義理ではないのだが。

「―――これの所為かも知れねぇわ」

宋捜査員が手元に持っていたライターを三蔵の前に差し出し、言うのだ。
常日頃から三蔵が肌身離さず持ち歩いているライターと、それはあまりにも酷似している。
そのライターを見た瞬間に三蔵の表情が変わり、煙草を口から落としかけ呟かれた、一言。

「・・・・どうした、それは」

自分が悟空からプレゼントされたものと、全く同じデザインの純銀製のライターが宋の手の中にあった。
唯一異なるのはそのライターに刻まれたイニシャルのみ。
宋捜査員が口元に笑みを湛えて片目を閉じてみせる。

「俺とお揃いっていうのも悪くねぇだろ?」
















『初秋』















相変わらずの、ビデオ鑑賞会。
今日の証拠ビデオは本数にしても、4、5本程度。
この程度ならすぐに終了出来そうだ、と、とにかく嫌な事は早く終わらせたい二人はさっさとそのビデオを早送りして先を急いだ。
視線はそのビデオを追いつつ、三蔵は宋捜査員に質問を投げ掛けて来る。
やはり先ほど見せ付けられた、宋の手元に存在したライターが気になって仕方がないようだ。

「どういう事か説明して欲しいもんだな」

このライターの出所は悟空である事は聞かなくても分かっているからついつい声に怒気が篭る。

「・・・・うわぁ。嫉妬心丸出し」

からかわれている事が歴然としているのに、三蔵としてはこの事実は面白くないからその不機嫌さが如実にその表情に表れてしまっている。
これだからやめられない。
悟空に関連する話を出すと、大抵はそのポーカーフェイスがにわかに崩れていく。
そんな三蔵の滅多には見られる事のない表情を引きずり出すのが、宋は楽しくて仕方ないのである。

「俺に世話になったからって、悟空がくれたの。ま、俺が居たから今のおまえ達があるわけだから。遠慮なく頂きました」

言いつつ宋捜査員の手が純銀製のライターに火を点す。
それに煙草の先端を点けようとしたところでその行為は中断された。
不機嫌を露わにした表情はそのままで、三蔵に声を掛けられたからだ。

「―――ちょっと待て」
「何よ」
「なんでおまえが呼び捨てにする。いつ誰が許可した」

揃いのライターを持っている事は、納得がいかないまでも百歩譲って良しとした三蔵だった。
しかし呼び捨てにされる事だけはどうにも我慢がならない。

「いいじゃんよ。本人からちゃんと許可貰ってんだから」

全く受け付けるふうもなく宋捜査員がさらっと言ってのけ、なおも続けた。

「おまえさぁ、両思いになった途端に所有権発動するわけ?そんなに束縛してっと愛想付かされるよ」

以前は他人に執着する事など一切なく何が気に入らないのかいつも不機嫌な顔で生きて来た同僚が、変われば変わるもんだと宋捜査員がそんな事を考えながらそう囁けば、返された声音にはさらに怒気がこめられている。

「うるせぇな。てめぇにゃ関係ねぇだろうが」
「あるんだよ、それが。俺、悟空の大ファンだから。悟空泣かすような事してみろ。俺が横からかっさらうからな」

その視線には本気が含まれているようで。
だから挑むように、紫暗が宋の黒目を睨み付ける。
やれるもんならやってみろ、と視線で訴え掛けてみれば。
後悔すんなよ、と言いたげな視線を宋から返されるのだ。
ライターにもう一度火を点し三蔵の咥えた煙草の先端に点けてやろうと宋が試みるが、いらねぇ、とたった一言返されてわざわざ自分のライターを取り出しそれで火を点けるあたり、かなりご立腹らしい。

・・・・からかってると飽きないわ、こいつ。

心の中で宋が呟いた声は当然三蔵には聞こえていない。




















「お気楽でいいねぇ、保安一課は。たまにはまともに仕事しないとまずいんじゃねぇか」

まるで、喧嘩腰のその物言い。
証拠品であるビデオを一通り見終えて部屋を出ようとドアを開けた途端に声を掛けられた。
声の主は、三蔵と同期の刑事部の捜査員だ。
その顔を見届けた瞬間に、またこいつか、とそう溜息を付いたのは三蔵で。
ああ、こりゃまたひと悶着あるわ、と。
台詞の割には何処か楽しそうに瞳を光らせたのは宋捜査員だ。
同期で入庁して以来この男には顔を会わせれば何かと突っ掛かって来られるから溜まらない。
しかしこれもまた、三蔵にとっては興味を引く内部事情。
刑事部と保安一課のまれにみる仲の悪さ。

―――きっかけは、風営法の改正だった。

以前はたいして目立ちもしなかった保安一課が、風営法の改正によって非常に美味しい部署へと変貌を遂げた。
パチンコ店や風俗店の店主などが、こぞって捜査員に媚を売るようになったのだ。
違法営業している店に一言声を掛ければ、面白いように自分の懐に口止め料として金が入ってくる。
しかし、刑事部は何の許可権も持っていないから、扱う事件は殺人だの傷害だのと一見華やかではあっても、金品がその身に入ってくる事は、まず、ない。
刑事部にとってはビデオばかり見て遊んでいるように見える連中が、現場で身を粉にして歩き回って情報を集めている自分達よりも美味しい思いをしている事が、面白くなくて仕方ないらしい。

「おまえらはいいよなぁ。裏ビデオの鑑賞するだけで給料が貰えるんだからよ。こっちは毎日外回りで命すり減らして働いてるってのに。同じ警察官でこの違いは不公平だよなぁ」

そこまで言われたところで、三蔵の口の端が釣り上がるのだ。
あ、あれが出るとまずい。
きつい一発が出るぞ、と。
宋は幾分が楽しそうに三蔵の次の台詞を待っていたのだ。

「―――最近の刑事はろくに仕事も出来ねぇ癖に口だけは達者だな」

予想通りの辛辣な台詞に背後で宋が愉快そうに苦笑したその表情は二人の目に留まる事はなく。
上着の内ポケットから煙草のソフトケースを取り出し、三蔵がゆっくりと続けた。

「ここ最近刑事部の犯人検挙率、下がる一方じゃねぇか」

少々表情の変わった目の前の捜査員を見下すように、その紫暗が強気に揺れる。

「そういや昨日の会議中に参考書を机の下に忍ばせてガリ勉してる奴が居たな。確かあれは刑事部の捜査員だったように思うが」

昇進試験に合格する為の、涙ぐましい努力―――その為には犯人検挙率向上の為の会議など、どうでもいい事らしい。
必死に外回りして聞き込みしたところで一銭にもならないのだから、それなら昇進試験を受けて上を狙った方が余程有益だと刑事部の捜査員が考えるのも、無理はないのかも知れない。
だが、その様子を見て昔はこうではなかったと、刑事部の捜査員の質の悪化を嘆く古参刑事が居る事もまた事実だ。
昇進しか頭にないようでは、犯人を検挙するなど到底無理だろう。

「最近の刑事は地に堕ちたもんだな」

三蔵の辛辣な台詞に刑事部の捜査員の顔がますます険しさを増していく。
背後の宋がそろそろ止めに入るべきかと思案し始めた。

「風俗店から金巻き上げてるおまえらの方がよっぽど地に堕ちてるだろうが。違うか、玄奘」

低い声で呟きながら捜査員が三蔵の胸倉を掴もうとするその手を、丁度いい頃合だろうと機敏な動作で掴んで止めたのは宋の手だ。

「もうその辺にしとけって。こっちも被疑者の取り調べが溜まっててこれでも結構忙しいから喧嘩してる暇、ないのよ。たまにはうちらも真面目に仕事しないとさぁ、まずいでしょ」

冒頭の捜査員の台詞に対するようにそんな言葉を投げ掛けて。

「それにほら、上司が呼んでる」

宋が指で示した先には、刑事部の班長が捜査員を睨みながら「こっちへ来い」と言わんばかりに顎を軽く上げている。
こんなところで揉め事を起こしてくれるな、とその視線は訴えているようだ。
チッと軽く舌打ちし捜査員が三蔵を睨み付けつつその場を去るのを、溜息を付きつつ宋が見届けた。

煽ってどうするんだ、と。
おまえもおまえだ、と言いたげに宋から送られてくる厳しい視線には何の反応も示す事はない。
けれど煙草に火を点けようとして取り出したライターを見た途端三蔵の表情が和らぐのだ。
唯一、この辛辣な男にこんな顔をさせられるのは、あの少年だけだな、と。
普段は滅多にお目に掛かれないその表情を、宋はしばらくの間、眺めていた。
























玄関を開けて、靴を脱ぐ。
いつもならすぐに飛んで迎えに出る悟空が、今夜は姿すら見せない事に少々訝しげに思いながらリビングに入った。
―――そこには静寂だけが残され、悟空の姿は見受けられない。
時計見やれば、そろそろ9時になろうとしている。
まだそう遅い時間とは言えないし、必要以上に悟空の心配をするのは少々過保護かも知れない。
近くのコンビニにでも行ったのだろうと思いつつ、キッチンに歩みを進めてみた。

自分が戻って来るまで待っていたようで、食事をした形跡はない。
とりあえず冷蔵庫を開けてみれば―――。
注文通りの刺身とよく冷えた缶ビールに、冷酒が並んでいる。
しかし、その刺身の量が半端じゃない。

「いったい誰がこんなに食うんだよ」

溜息とともに出された言葉にも、誰の返事も返って来る筈はなく。

―――静か過ぎた。

悟空が転がり込んで来る前は常に一人だったから、こんな静けさは慣れている筈なのに、どうにも落ち着かないのはどういうわけなのか。
上着を脱いで、シャツのボタンを二つ外して思い切り開放感を味わってから。
煙草を吸う為に灰皿を探して、テーブルに目を止めればそこに乗っていたのは、賃貸専門の住宅情報誌だ。
何だか気になってそれを捲ってみれば、あちこちに付けられた、赤い丸印。
気付いてみればリビングの中は妙に整理整頓が行き届いていて。
―――飛ぶ鳥、後を濁さず。
頭に浮かんだのは、そんな言葉。

・・・・冗談じゃねぇぞ。

嫌な予感がして身を翻しクローゼットを覗く為に寝室に急いだ。
出て行ったとするならば、悟空が使用しているクローゼットの中身はもぬけの空になっている筈だから、それを確認する為に。
逸る気持ちを抑えて寝室のドアを開けた。
開けた瞬間に三蔵の目に飛び込んだのは、クローゼットの中身を引っ張り出している悟空の姿。
悟空がまだこの家の中に居た事実に安堵している自分に、一番驚いたのは三蔵自身。
相手を必要としているのは、悟空の方よりもむしろ自分の方ではなかろうか、そんな思いに囚われる。

「あれ。いつ帰って来たんだよ?気付かなかった」

言いつつ、にっこりと悟空が笑う。
警視庁という、一種独特な殺伐とした世界の中で日々戦っている事を束の間忘れさせる、この笑顔。
しばらくの間、その紫暗を細めつつそれを堪能してから尋ねてみた。

「・・・何をしている」
「朝方なんか随分涼しくなってきたから、衣替え。ついでにクローゼットの整理整頓」

言いつつも、その手は休む事なく半袖のシャツを丁寧にたたんでいる。

「ついでだからリビングまで整理整頓しちゃった。結構綺麗だっただろ?」

・・・・・ったく紛らわしい事をしてくれる、と。
思わず、三蔵の口から深い溜息が漏れた。
その時の三蔵の表情は通常よりも些か穏やかに、悟空には見受けられたらしい。
昼間の電話で不機嫌な顔のまま帰って来るのでは、と実は心底心配していたのだ。
だから悟空はシャツをたたんでいたその手を止めて、確認を取ってみる事にした。

「さんぞ・・・・、怒ってない?」
「―――昼間の電話か?」

直ぐに返されて、申し訳なさそうな顔で頷いた。

「今更だろうが。おまえのその間の悪さは今に始まった事じゃねぇ」

そんなふうに、返事を返されて。
怒っていない事は判明したものの、喜んでいいのか、悲しむべきなのか。
そんな事を考えていた悟空の目の前に、三蔵の手によりぱさり、と置かれたもの。
リビングのテーブルの上に乗っていた、住宅情報誌だ。
三蔵自身、どうにもこれが気になって仕方なかったらしい。

「おまえ、部屋探してるのか」

尋ねられて。
小さく、悟空は頷いた。
どうにも行くところがなくて、押し掛けても何も言わなかった三蔵に甘えた形で、とりあえずここに転がり込んで来てしまったけれど。
三蔵の仕事は、普通とは違うから、時間も不規則でその体力の消耗の仕方は半端ではない。
だから、自分が側に居る事で余計に疲れさせる事は避けたかったから近いうちに新居を探してここを出て行かなければ、と悟空はそう考えている。

「・・・迷惑掛けてるの、分かってるから」
「そうだな。おまえはしつこいしうるさいからな。一人の方が余程気楽だ」
「―――だよね。だから、出てく」
「ばか。本気にすんな」
「でも・・・、」
「好きだから、一緒に居たい、とか思うもんじゃねぇのか、普通」

からかうように、三蔵が告げてくる。
常日頃から「好き」と、一日に何度となく平然と口に出して告白してくる悟空に対しての揶揄のつもりらしい。

「好きだから―――迷惑掛けたくないって、思うもんじゃないの?」

言いながら、切なく黄金色の瞳が揺れる。
己の紫暗に視線を留める悟空の瞳を見つめれば、気分が高揚していくのを自覚する三蔵ではあった。
しかし。
思わず先走りしたくなる感情を押さえ込むかのように。
悟空から視線を外して三蔵が発した台詞は、些かの色気も含んではいないものだった。

「―――宋が、おまえに会いたがってる。近いうちにここへ来ると言っていた」
「宋さんが・・・・?」
「おまえのファンだと公言してやがる。ライター贈って手懐けてんじゃねぇよ」

ああ、もうばれたちゃったのか、と。
小さく、悟空がぺろりと舌を出した。
如何にも気に食わないといわんばかりの三蔵の台詞に、これはもしかしたら少しは妬いてくれているのだろうか、と。
そう思うと悟空も悪い気はしない。

「おまえがここを出て行って会えなくなったら、あいつが寂しがるだろ」

だから、出て行くな、と。
そんな事を言われてしまえば、こちらも確認を取ってみたくて、尋ねてみる。
三蔵は、どうなのか、と。
淋しくはないのか、と。
吸い込まれそうな黄金色の瞳が、真っ直ぐに紫暗だけを見つめて来る。
自分の姿だけがその金色に映し出されているのを確認して、ゆっくりと口を開いた。

「―――側に居てくれと、前に言った筈だな・・・・・?」

耳元で囁かれて。
くい、と顎を持ち上げられて。
次の瞬間、軽く口付けられた。

「・・・・・ん」

溜まりかねて、思わず声が漏れてしまう。
―――もっと。
もっと自分を求めて欲しくて。
悟空の方から、その広い背中に抱き付いて。
その背中から伝わってくる三蔵の熱に、悟空も煽られていく。
その刹那、悟空の耳に聞こえて来たのは、悟空にとってはあまり好ましくない音。
三蔵が脱いだ上着のポケットから聞こえて来るそれに反応した悟空が、三蔵の耳元で囁いた。

「さんぞ・・・・、携帯。鳴って、る」

声が途切れ途切れになったのは、首筋に口付けられてその快感が身体を走ったから。
出てもいいのか、と。
そう告げて来る三蔵の声はあくまでも意地が悪い。
もし保安課からの呼び出しの電話であったなら、このままこの行為が続行される事はない。
それでもいいのか、と確認を取って来る。

「・・・・・やっぱり、ダメ」

ここまで煽られてしまっては、悟空自身も後には引けなくなっている。
身体中を支配するこの熱を何とかして欲しくて、必死に抱き付いてその意思を伝えて来た。
その姿に三蔵の口元に僅かに笑みが浮かぶ。

「やけに素直じゃねぇか」

普段は子供っぽい態度に出る癖にどうかした拍子に妙に大人ぶって周囲を気遣い、無理をする事が悟空には多々あった。
これから二人で出かけようという時に保安課から連絡が入り、警視庁に出向かなければならなくなっても『仕事なんだから仕方ないよ』と笑顔で送り出してくれる。
実際毎回泣かれでもされたらそれはそれで困るからこれは好ましい事ではあるのだが。
今回のように自分の気持ちをストレートに表してくれるのもそれはそれで結構嬉しいらしい。

しつこかった呼び出し音がようやく途切れた。
番号を確認する為に携帯電話を手にすれば、宋捜査員の自宅の番号が表示されている。
家からの電話という事はまず仕事絡みの連絡ではないだろう。
仕事に関連する連絡であれば保安課の電話か、宋自身の携帯電話を使って掛けて来る筈だ。
のんびり家のリビングから掛けて来るとはまず考えにくい。
それに今日、宋は非番なのである。
あまりに退屈で仕方なくて暇潰しに電話でも掛けて来たか。
―――運が良ければ、悟空の声が聞けると期待して。

三蔵は何のためらいもなく、携帯電話の電源をオフにした。

「いいの?」
「携帯に振り回されるのは性に合わん。文句を言われたら充電するのを忘れてたとでも言えばいい」
「俺も邪魔されたくない。だって一週間ぶりだよ?」

こうして三蔵に触れられるのは一週間ぶりの事だから、離れたくない、と。
甘えるように囁く声は、三蔵の気持ちを高めるのに十分だ。
普通の会社員とは違って時間の不規則な勤務の所為で、二人でゆっくりと過ごす時間が取れない日々が続いていたから。
邪魔をされたくないと願っているのは、悟空だけではないようだ。
愛らしい口から漏れた切ない声は、三蔵の愛撫に堪えきれなくなったから。
その表情からすでに溢れる程の快感に酔いしれているのが手にとるように感じられる。

「いつもより感じやすくねぇか」

からかいを含んで愉快そうに三蔵が聞いて来る。
いつだって、三蔵は意地悪だ。
そんな三蔵にいつ何時も敵わないのは自分だという事も、悟空は良く分かっている。




















―――静かな室内に微かに響くのは悟空の切ない息遣いと。
窓の外から聞こえて来る夏の盛りに鳴いていた虫達とは明らかに違うささやかな鳴き声と。

初秋の爽やかな、それでもどこか冷気を帯びた風が吹く音。
少しずつではあるけれど、実感するのは。
人肌が恋しくなる、そんな季節の到来を迎えたという、そんな事実―――。



























夏は汗だくのおチビにくっ付かれると非常に
暑いので「勘弁してくれぃ」という感じですが、ここまで涼しく
なって来ると温かく感じられていいですvv(親って勝手)
夏から秋に移り変わるこの時期って、
寂しさも加わって人肌恋しくなりますよね。
三蔵と悟空も例外ではないようです。